長野県の伊那谷にある《陣馬形山キャンプ場》。
ここは、アニメ『ゆるキャン△ SEASON2』でなでしこがソロキャンプを楽しんだ、“聖地”としても知られる場所です。
私も平日のお昼にドライブついでに立ち寄ったのですが、ほぼ貸切状態。
目の前には、中央アルプスと南アルプスを一望する大パノラマ。
風の音と鳥の声だけが聞こえる空間で、ベンチに座ってのんびり過ごす時間は、何にも代えがたい癒やしでした。
正直、「こんな場所が無料でいいの…?」とちょっと驚くレベル。
静かすぎて最初は少しそわそわしたけど、5分もすればその“音のなさ”が心地よくなってくる。
「誰にも教えたくないな…」と思ったのは久しぶりでした。



絶景好き必見!登山なしで味わえる陣馬形山の山頂展望台へ

標高1,445mの陣馬形山。
展望台からの景色はとにかくダイナミックで、どの方角を向いても絵になるほど。
季節によって、空気の透明度や山の色合いが変わるので、何度行っても飽きないだろうなと思います。
晴れた日には:
- 西に中央アルプス(木曽駒ヶ岳・空木岳)
- 東に南アルプス(仙丈ヶ岳・北岳・塩見岳など)
- 足元には伊那谷と天竜川の流れ
が視界いっぱいに広がります。
登山なしでこの景色が楽しめるなんて、長野に住んでいた私でもちょっと驚きでした。
特に日の出前の時間帯は、雲海が発生しやすいと言われていて、季節によっては谷全体が白く染まる幻想的な光景に出会えることも。
秋の冷え込みが強い朝や、前日に雨が降ったあとの快晴が狙い目です。
ちなみに、展望台には木製のベンチが数台あるだけで、手すりもごくシンプル。
だからこそ、余計なものが視界に入らず“自然のまま”を味わえる感覚。
特別なアクティビティがなくても「ここに来てよかったな」と自然に思える場所です。
満天の星に包まれる夜|陣馬形山で星空を見るときの注意点

陣馬形山は標高が高く、街明かりからも離れているため、星空観察にもぴったりなロケーションです。
『ゆるキャン△』でも、満天の星を眺めていましたが、あれは決してアニメの誇張ではありません。
ただし夜は気温がかなり下がるので、防寒対策と安全な装備(ヘッドライト・予備バッテリーなど)は必須です。
星空をじっくり見たい人は、車中泊やキャンプ場の予約も検討してみてください。
日帰りの場合は「長居しすぎない」「他の利用者に配慮する」ことも大切です◎
季節ごとの見どころは?
季節 | おすすめポイント |
---|---|
春(4月下旬〜5月) | 道路開通直後の静けさ、山桜がぽつぽつ咲く中でのお花見ドライブ |
夏(6〜8月) | 緑が鮮やかで虫の声も心地よい。避暑地感覚で過ごせる季節 |
秋(9〜11月上旬) | 空気が澄んでいて展望ベスト。紅葉+雲海狙いならこの季節 |
冬(12月〜4月上旬) | 通行止め。徒歩でも厳しいため基本的にクローズ期間です |
紅葉、雲海、くっきりした稜線、静けさ…全部そろう確率が高いです◎
トイレ・設備情報(安心して立ち寄るために)

陣馬形山キャンプ場・第3駐車場には、公衆トイレがあります(和式)。
水場(炊事場)もあるので、最低限の用は足せますが、以下は要注意です。
- 冬期閉鎖中は利用不可(12月〜4月ごろ)
- トイレットペーパーが切れていることもあるので、持参がおすすめ
- 自販機・売店は一切ありません
ベンチも数台あるのみで屋根もないため、雨具やシートがあると安心です。
ゴミ箱もないので、“来たときよりも美しく”を意識して、マナー良く楽しみましょう◎
『ゆるキャン△』を知らなくても楽しめる絶景スポット

この場所、実はアニメ『ゆるキャン△』の第1期・第10話にも登場します。
とはいえ、作品を知らなくても十分楽しめます。
静かで、広くて、空が近い。
ただ景色を眺めるだけで、心がスッと軽くなるような感覚になります。
星や雲海を狙うなら、朝晩の訪問もおすすめ。
ただし夜は本当に真っ暗になるので、ヘッドランプと防寒対策は必須です。
アクセス手段まとめ|ICからの距離と所要時間

陣馬形山は、長野県・伊那谷に位置しており、中央道のICからアクセスしやすい展望スポットです。
🚗 車でのアクセス目安
- 松川IC(中央道)から 約21km / 約50分
- 駒ヶ根IC(中央道)から 約29km / 約1時間
どちらのICからも、山頂手前の「陣馬形山 第3駐車場」まで車で行くことができます。
※最終区間は細い山道もありますが、舗装されていて普通車・軽自動車でも通行可能です。
❄ 冬季閉鎖について
- 毎年12月〜4月上旬ごろまで通行止めになります
- 最新情報は中川村の公式サイトまたは観光案内所で確認を
アクセス情報|“登山ナシ派”でも安心な道のりです

私は長野在住時に訪れたので、高速を使わず下道だけでアクセス。
道中はカーブもありますが、運転そのものが嫌になるような急傾斜はなし。
それよりも、「この先に何があるんだろう?」と、ちょっとした冒険気分になるようなドライブです。
ちなみに私が行ったのは、5月末の晴れた日。
なんと、うっかりサンダルで行ってしまったんですが(笑)、それでも展望台までは問題なく歩けました。
※とはいえ砂利道もあるので、スニーカーなどのほうが安心です。
少し落ち込むことがあって、「とにかく自然が見たい」と思って向かったのですが、
着いた瞬間、空と山と静けさに包まれて、心が少しだけ軽くなったのを覚えています。
現地で快適に過ごすための持ち物リスト
◯ 昼間でもあったほうがいいもの
薄手のウィンドブレーカー(秋は肌寒い)

折りたたみチェア or レジャーシート(ベンチが少ない)


お湯入りの保温ボトル(スープやコーヒーがあると幸せ)

虫よけスプレー(夏は必須)

日焼け止め&帽子(標高が高く日差しが強い)


◯ 朝夕や星空狙いの人向け
ヘッドランプ(夜道でも両手が空くのが便利)

ダウンジャケット・手袋(秋〜春は冷え込み注意)

モバイルバッテリー(三脚撮影でカメラの充電&スマホ消耗)

ゴミ袋(売店なし・ゴミは持ち帰り)

陣馬形山の帰りに立ち寄りたい|今錦(いまにしき)の地酒

絶景で心を満たしたあとは、もう一つのお楽しみを。
陣馬形山のすぐ近く、中川村で造られている地酒「今錦(いまにしき)」がおすすめです。
▶ 今錦 特別純米酒(長野県産米100%使用)
長野県産米を全量使用し、59%まで精米した定番の特別純米酒。
アルコール度数は16度で、冷やでもぬる燗でも美味しく、
キャンプや展望台の余韻を、家でじんわり味わいたい夜にぴったり。
気になる方は、オンラインショップで「今錦 特別純米酒」を探してみてくださいね。

宿泊するなら?陣馬形山から車で約50分|おすすめの早太郎温泉宿4選

ゆっくり星空や朝焼けを楽しむなら、近くに泊まるのもおすすめ。
① 山野草の宿 二人静(ふたりしずか)
南アルプスを望む露天風呂と、地元食材の会席料理が魅力。
和の趣を大切にした、落ち着いた大人の宿。
② 駒ヶ根高原リゾートリンクス
開放的な館内と信州フレンチが人気のリゾートホテル。
大浴場からの景色も格別。カップルやファミリーにもおすすめ。
③ 囲炉裏とくつろぎの宿 ホテルやまぶき
囲炉裏を囲んでの食事や、源泉かけ流しの温泉が楽しめるお宿。
昔ながらの温かみと、旅館らしい丁寧なおもてなしが魅力。
④ 和みの湯宿 なかやま
全室から南アルプスを一望できる静かな宿。
信州らしい食材を使った優しい味わいの料理と、心あたたまる接客でリピーターも多い。
おわりに|気軽に行ける絶景で、心に残る1日を

陣馬形山は、「登山しない派」の私でも気軽に行けて、
それなのに本格的な絶景が味わえる、すごく貴重なスポットでした。
ふらっと日帰りでもいいし、次は宿に泊まって星空と朝焼けをゆっくり楽しむのもあり。
帰りに今錦の地酒を買って、余韻を自宅で味わうのも楽しみのひとつです。
“絶景”って、誰かにシェアしたくなるけど、
陣馬形山は「もう一度自分で見たいから、しばらく誰にも教えないでおこう」って思える場所でした。
もし、自然の中でちょっと深呼吸したくなったら、
ぜひ陣馬形山を思い出してみてください◎
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